HPL資料館

〜小説・あ行〜

タイトル
 
作者
出版元 初版発刊年
 分類
解説・備考
・・・あ行・・・
『アーカム』
 著:キース・ハーバー
    →(え)「H.P.ラヴクラフト アーカム」
『アーカム計画』
 
原作:R.ブロック
東京創元社
 創元推理文庫
1988
 翻訳小説
・師HPLへの「オマージュ」作品
・高弟ブロックらしい安定した秀作
『アーカムハウス叢書
 黒の召喚者』

 
原作:B.ラムレイ
 訳:朝松健
国書刊行会 1986
 翻訳小説
・英国HPL作家ブライアン・ラムレイの翻訳集
・クトゥルフ神話関連の話が多い
『RPGマガジン』
 95年6月号 ホビージャパン 1995.6.
 雑誌収録シナリオ
・伏見健二デザインのシナリオを収録
 96年10月号 ホビージャパン 1996.9.
 雑誌特集
・TRPG『クトゥルフの呼び声』特集
 97年8月号 ホビージャパン 1997.9.
 雑誌収録シナリオ
・「CoC in 大正東京」を収録
 97年11月号
 99年7月号
ホビージャパン ・巻末漫画に明確にクトゥルフへの言及
HPL資料・漫画系『召喚の蛮名』
『RPGメーカー』 アスキー 1997
 CD付きムック
・パソコン版RPG作成ソフト付き雑誌
・参考文献にラヴクラフト全集の紹介
『RPGワールドガイド』
 
著:大野正史と怪兵隊
新紀元社 1988
 資料本
・TRPG『クトゥルフの呼び声』解説書
・『HPL原作』と『ダーレス派』を明確に区別
 して取り扱っているのが心憎い
『iモード版蓬莱学園の冒険』   2001〜
 iモード配信小説
・蓬莱学園の携帯配信小説版
・随所に神話ネタが散在している模様
・02年修学旅行、冥王星からミ=ゴが攻めてきて・・・
・同修学旅行時、銀の鍵を手に入れようとした悪役が
 ランドルフ・カーターに邪魔されて死亡。
・旧図書館(宵闇舷灯草紙に登場した図書館迷宮?)
 でランドルフ・カーターまた登場。
・ティンダロスの猟犬数匹vs巨大ロボ。
・03年修学旅行、オーストラリア領海でルルイエ浮上。
・ルルイエで深き者に襲われまくる生徒。ダゴンvs巨大ロボ。
・ロボは、クトゥルフTRPGの日本版サプリメント「黄昏の天使」に
 載っていた最強呪文を使用。
『アイルランド幻想』
 
ピーター・トレメイン
光文社 2005
 翻訳小説
・『インスマス年代記』にも収録された「ダオイネ・ドムハイン」再録
『碧い眼の封印』
 
朝松健
中央公論社 1989
 小説
・大河ホラーと呼ばれるハードボイルドもの
・「クタアト・アクアディンゲン」への言及
・角川書店『神蝕地帯』として文庫化
『悪魔辞典』
 
監修:山北篤 佐藤俊之
新紀元社 2000.12.
 資料本
・古今の悪魔を収録した大辞典
・CCDはおろか永井豪作品まで入っている
・神話解説のコーナーもあり
・「アザトース」「アトゥ」「アトラク=ナチャ」
 「イグ」「イゴールナク」「黄衣の王」
 「クァチル・ウタウス」「クトゥグア」
 「クトゥルフ」「グラーキ」「ツァトゥグア」
 「ニャルラトテップ」「ハスター」「ボクラグ」
『悪魔大王~世界悪魔ファイル~』
 目黒黒魔術博物館
21世紀BOX
太陽出版
2008 ・サブカル臭濃厚な世界の『悪魔』解説書
・B級テイストながら文字情報が多く、関連書籍の紹介もあるが
 実在しない書籍の紹介も混じっているなどのウィットが素敵
・第四章が丸々クトゥルフ神話への解説!
『悪魔の落し子』 金の星社 児童向小説 『世界こわい話ふしぎな話』
『悪魔のミカタ 7』
 
うえお久光
電撃文庫   ・古きものらしきものが登場
『悪魔の夢 天使の溜息
 ウィアードテイルズ傑作集』

 
原作:HPL 他
 訳:大瀧啓裕
青心社 1980
 翻訳小説集
・邦文初の『Wiead Tales』翻訳アンソロ
・HPL『サルナスをみまった災厄』他
『朝日新聞・夕刊』
 2005年3月8日付
朝日新聞社 2005.03.08
 夕刊
・3面に『ラヴクラフト全集、31年かけ完結』の記事あり
・記事自体は大瀧啓裕氏の業績紹介が中心
 ラヴクラフトの簡略な紹介もあり
『朝日新聞・夕刊』
 2005年11月9日付
朝日新聞社 2005.11.09
 夕刊
・映画『奇談』広告に関して原作者諸星大二郎のインタビュー中
 「(主人公の)外見的モデルはいませんが、強いて挙げるなら
  作家ラヴクラフトの肖像写真のイメージが〜」とのコメント
『アストラルギア
 魔法少女はつらいよ』
 1巻

 
弓原望
エンターブレイン
 ファミ通文庫
1:2001.8.31.
 ティーンノベル
・変身コミカルアクション小説
・いわゆるヲタ向け小説…
・流累江(るるいえ)町、ネオ・アーカム教団など
・以下続刊中?
『アドベンチャーゲームブック
 魔境遊撃隊』

 
原作:栗本薫
 執筆:永橋隆
富士見書房
 富士見ドラゴンブック
 (文庫)
1986
 ゲームブック
・同名小説のゲームブック版
『アドベンチャーゲームブック
 戦え!!イクサー1
 クトゥルフの逆襲』

 
原作:阿乱霊、平野俊弘
 著:松枝蔵人
富士見書房
 富士見ドラゴンブック
 (文庫)
1987
 ゲームブック
・同名OVAのゲームブック版
『アナタの知らない怪獣
 (秘)大百科』
 
ウェイン町田
洋泉社
映画秘宝コレクション25
2003.06.18. ・映画『エイリアン』のルーツがクトゥルフであるとして
 没になった原案を紹介
・ギーガーによる蛸頭の宇宙生物の原画も!
『あの話題のベストセラーを
 30秒で読む!Vol.1』
ダイアプレス 2005.03. ・オタクの三大挫折小説としてトールキン、ギブスンに並び
 ラヴクラフトの小説が挙げられている
『アメリカ怪談集』
 
原作:HPL 他
 訳:荒俣宏 他
河出書房新社
 河出文庫
1989
 翻訳小説集
・米国ホラー小説の翻訳集
・HPL『忌まれた家』収録
『アラマタ図像館1「怪物」』
 
荒俣宏
小学館
 小学館文庫
1999.06.
 図版文庫
・荒俣宏による多彩な図版をカラー収録&解説の
 サブカル風味あふれるステキなシリーズ
・文庫サイズでリーズナブルかつ入手が容易
・『アスタウンディング・ストーリーズ』表紙を収録
 「時間からの影」「狂気山脈」の表紙画
『アルカディア』
 2004年3月号
  アーケードゲーム誌 ・後半の「立体貴族」というWHF記事において
 武例土氏の作品写真があり、その後ろにこっそり
 "くとるたん"も映りこんでいます
『AΩ』
 
小林泰三
角川
 角川ホラー
1999.06.
 図版文庫
・新興宗教アルファ・オメガの所在地が「久都流布川」沿い
 くとるふ川・・・
『アルハザードの遺産』
『アルハザードの逆襲』

 
新熊昇
青心社
 (文庫)
『遺産』:1994
『逆襲』:1995
 小説
・若き日のアブドゥル・アルハザードの話
・クトゥルフ神話諸作品からの引用多し
・全二巻
『暗黒界の悪霊』
 
R・ブロック
朝日ソノラマ
 ソノラマ文庫

 翻訳小説
・ブロックのクトゥルフ神話短編集
『暗黒教団の陰謀』
 
大瀧啓裕
東京創元社
 創元推理文庫
1987
 ゲームブック
・現代クトゥルフ神話ゲームブック
・TRPG同様、死亡率はすさまじい
『暗黒神ダゴン』
 
フレッド・チャペル
 訳:尾上浩司
東京創元社
 創元推理文庫
2000.8.
 翻訳小説
・HPL生誕110年記念に再販された小説
・ダーレスをして傑作と言わしめた幻想中編
・「クトゥルー神話」と言うよりHPL神話体系であり
 中程度以上のファン向けと言える
『暗黒の邪神世界
 クトゥルー神話大全』
学研
 GAKKEN MOOK
 ムー特別編
1990.8.(初版)
1994.9.(復刻)
 特集雑誌
・『ムー』増刊の神話入門特集号
・図版入り解説、作品紹介、用語集
・H.R.ギーガーへのインタビューあり
・復刻は遊び紙や広告ページに変更あり
『暗黒の秘儀
 コズミックホラーの全貌』

 
著:H.P.L.
 訳:仁賀克雄
朝日ソノラマ
ソノラマ文庫海外シリーズ
翻訳評論 ・HPLのホラー評論の翻訳
・定本に収録されているものと同じと思われる
『暗黒太陽の目覚め 下』
 
林譲治
角川書店
 ハルキ文庫
 小説 ・後書が「インスマウスの影」のパロディ
『暗殺者の惑星』
 
原作:M.レズニック
 訳:小川隆
新潮社
 新潮文庫
1985
 SF翻訳小説
・神話とは本来無関係な未来SFアクション
・舞台の星「ヴァルプルギスV」では
 数世紀以上も昔の架空の神『クトゥルー』が
 崇拝されているらしい!
『アンソロジー 恐怖と幻想』
 二巻
 三巻
月刊ペン社 1971 ・二巻:『冷房装置の恐怖』
・三巻:『魔女の家の怪』
『アンソロジー・クトゥルー』 青心社
 (文庫)
翻訳小説集 『クトゥルー』
『異形アンソロジー
 タロット・ボックス』
T:塔の物語
U:魔術師

 
編:井上雅彦
 原作:朝松健 他
角川文庫
 角川ホラー文庫
T:2000
U:2001
・タロットにちなんだ国内外のホラーアンソロ
・後書きでやたらHPLへ言及したがる傾向が
・T:ダーレス「蝙蝠鐘楼」
・U:朝松健「超自然におけるラヴクラフト」
『異形コレクション』
 1:夢魔
 12:GOD

 
監修:井上雅彦
光文社
 光文社文庫
1:2001.6. ・1:夢魔に関するアンソロジー集
 
前文にてHPLの名著「アウトサイダー」と
 「ニャルラトホテプ」からの引用がある
・12:菊池秀行「サラ金より参りました」にクトネタ有り
『異形コレクション』
 教室

 
監修:井上雅彦
光文社
 光文社文庫
  ・序文に「ピックマンのモデル」へ言及
『異形コレクション』
 蒐集家

 
監修:井上雅彦
光文社
 光文社文庫
  ・序文に「妖犬」への言及
『異形博覧会』
 
井上雅彦
    ・「とうにハロウィーンを過ぎて」にて神話用語が登場
『異形ミュージアム』
 2:メタ怪談傑作集
   物語の魔の物語

 
編:井上雅彦
 著:小松左京 他
徳間書店
 徳間文庫
2001.5.
 邦文アンソロ
・メタ怪談と命名される物語ホラーのアンソロ
・古今の邦文ホラーを集めている
・倉坂鬼一朗「猟奇者ふたたび」は必読!
『イクサー』系     →『戦え!イクサー1』系
 『冒険!イクサー3』系
『戦ー少女イクセリオン』
 上・下巻

 
原作:平野俊弘
 著:早見裕司
角川書店
 角川スニーカー文庫
上:1994
下:1995
 ティーンノベル
・『イクサー』シリーズ第三弾
・全二巻
『イルーニュの巨人』
 
原作:C.A.スミス
東京創元社
 創元推理文庫
1986
 翻訳小説
・クラーカシュトンの短編集
・「アタマウスの遺言」他
『ウィアード』
 1〜4巻

 
原作:HPL 他
 訳:大瀧啓裕
青心社
 (文庫)
1〜3:1980 ・上記『悪魔の夢〜』と『ホラー&ファンタシイ〜』
 の文庫再録版
・1:HPL「サルナスをみまった災厄」
 3:HPL「壁の中の鼠」
   M.W.ウェルマン「謎の羊皮紙」
『ウィズメイドエンジェル』
 (『ザ・スニーカーズ』連載)

 
出海まこと
 画:木村貴之
角川 後編:2000.2. ・「情報求む」で出ていた"キムタカ挿絵のクト小説"
・出海っぽい萌えバトルものの模様
『宇宙ヴァンパイヤー』
 
原作:C.ウィルソン
新潮文庫 1977 ・「ニオス=コルガイ族 ウボ=サスラ人」が登場
『宇宙船』
 Vol.16
(季刊・宇宙船)
朝日ソノラマ 1983
 雑誌
・読者投稿コーナーにHPL画コーナーあり
『宇宙船』
 Vol.100
(季刊・宇宙船)
朝日ソノラマ 2002
 雑誌
・映画『DAGON』紹介とHPL映画小特集あり
『宇宙船』
 Vol.110
 2003年11月号
朝日ソノラマ 2003
 雑誌
・ホラー映画対談にて冒頭からHPLへの言及
『海を見る人』
 
小林泰三
早川書房
 ハヤカワSFシリーズ
 Jコレクション
2002 ・一貫した背景を持つSF連話作品集
・「カダス」「イタカ雪原」の記述あり
『うらにわのかみさま』3巻
 
神野オキナ
ホビージャパン
 HJ文庫
2007.06 ・クトゥルフがスク水を着た表紙・・・
『鱗姫』
 
嶽本野ばら
初版版/文庫版
小学館 ホラー小説 ・鱗が生える奇病の少女の話
・プレゼントにラヴクラフト全集を贈る場面あり
『ウロボロスの波動』
 
林譲治
ハヤカワ文庫 2005.09.
 小説
・「汎用輸送宇宙船ダゴン三世号」
 「自走式探査プラットホーム・シャンタク二世号」
 「逆宇宙探査船ハスタ号」「ウェイトリィ博士」等が登場
 ただし名称のお遊びのみ
『永遠の伝奇小説
 BEST1000』
学研
 学研M文庫
2002.10.
 小説評論集
・国内外の著名な伝奇小説の評論集
・ポオ、ボルヘスに並びラヴクラフトの項アリ!
 しかも担当は大瀧啓祐氏
・クトゥルー神話での別項もあり読みやすい
『H.P.ラヴクラフト アーカム』
 
著:キース・ハーバー
 訳:坂本雅之、中村てい子
新紀元社
 ロール&ロールRPG
TRPGサプリメント翻訳 ・TRPG「クトゥルフの呼び声/d20」両対応のサプリメント
 以前箱入りで発売された「アーカムのすべて」の再編集版
・1920年代アーカムの詳細な情報、当時の文化風俗など紹介
 人物、日常、政治、経済、また地図もあり
・TRPG以外にも時代考証の資料として非常に有益
『英米小説原題邦題事典
 新訂増補版』
日外アソシエーツ 2003.8.25
 事典
・英米小説の原題と翻訳版の題名の対比を収録した事典
・HPL作品も幾つか翻訳対比されている…が、クトゥルフに限れば
 正直学研の『神話事典』で事足りてたり
『エイボンの書
 〜クトゥルフ神話カルトブック〜』
 編:ロバート・M・プライス
 著:C.A.スミス、リン・カーター他
 訳:坂本雅之他
新紀元社 2008.7.8 ・神話上屈指の有名な魔導書がリン・カーターの遺志の元、
 プライスらによって捏造もとい現実化した!
・図説的な表紙や装丁と違い中身は完全に小説アンソロ
・エイボン・ハイパーボリア関係の小説+詩篇・呪文集という
 「魔導書ネクロノミコン」に似た体裁(それよりも読み易いが)
・呪文部分はカーター以降の作家によるため史料価値は微妙だが
 小説部分はスミスやカーター等も多く、ハイパーボリア世界の
 ガイドブックとしては最適でオススメ
『SF英雄群像』
 
野田昌宏
ハヤカワ文庫   ・復刻版
・C・L・ムーア『シャンブロウ』に寄せたHPLの感想を紹介
『SFが読みたい!
 2001年版 発表!
 ベストSF2000
 国内・海外編』

 
編:SFマガジン編集部
早川書房 2000
 紹介本
・SF系ノベル紹介本
・『ラヴクラフトの遺産』『暗黒神ダゴン』
 『さようなら瞳の女神』他
『SFが読みたい!
 2006年版』

 
編:SFマガジン編集部
早川書房 2005
 紹介本
・SF系ノベル紹介本
・「マイベスト5」にて東雅夫氏が全集7巻を挙げている
・「サブジャンル別ベスト10&総括」にて全集7巻、アイルランド幻想
・「DVD&ビデオ」に「暗黒ベビィ ビクチム」「メサイア・オブ・デッド」
『SFと神秘主義』
 
著:C・ウィルソン
 訳:大瀧啓祐
サンリオ文庫 評論? ・ウィルソンの評論集か、内容未確認
『SF入門』
 
日本SF作家クラブ
早川書房 2001.12.20
 小説紹介本
・SFというジャンルの総括的入門書
・一応HPLとクトゥルフ・ゴシックホラーへの言及あり
・井上雅彦のホラーコラム
『SFバカ本
 白菜編プラス』
廣済堂
 廣済堂文庫
1999.1. ・野阿梓『だるまさんがころんだ症候群』収録
・オチがやおいネタ…
『SFバカ本
 ペンギン編』
廣済堂
 廣済堂文庫
1999.8. ・牧野修『演歌の黙示録』収録
 演歌で邪神復活…
『SFバカ本
 リモコン変化』
廣済堂
 廣済堂文庫
2000.3. ・田中啓文『怨臭の彼方に』収録
・宇宙人の名前が「ク・リト●ス・リトリ●」…
・久美沙織『如何なる御酒より甘く』収録
 吸血鬼の村での怪事件?
 村長の名前が「ラブクラフト」らしい…
『SF&ファンタジー・ガイド
 〈摩由璃の本棚〉』

 
神月摩由璃
社会思想社
 教養文庫
  ・『ウォーロック』誌掲載のクトゥルフ神話紹介が掲載
『ARIEL読本』 朝日ソノラマ   ・ハウザー艦長のキャラ解説についての元ネタ
 アブドゥル・アルハズレッドの名前をもじったものらしい

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