HPL資料館

〜小説・さ行〜

タイトル
 
作者
出版元 初版発刊年
 分類
解説・備考
・・・さ行・・・
『ザ・怪獣魂』
 
編:吉岡哲巨
双葉社
 FUTANASHA
 好奇心ブック45
1999.8.
 特集雑誌
・表紙がガイガンという男気溢れる特撮怪獣特集誌
・「ティガ」より、ガタノゾーアが紹介されており
 「クトゥルーの異神達にも通じる」との記述がある
『ザ・キープ』(上・下巻)
 
原作:F.P.ウィルソン
扶桑社
 扶桑社ミステリー文庫
1994
 翻訳小説
・同名映画の原作小説、全2巻
・「アル・アジフ」「妖蛆の秘密」等の原本が登場するが
 作品中では只の小道具扱い
『斬魔大聖デモンベイン』
 1:魔を断つ剣
 2:無垢なる刃
 3:明日への翼
 外伝:機神胎動
著:鋼屋ジン+涼風涼
角川書店
角川スニーカー文庫
2004
 小説
・同名PCゲーの小説版
・外伝では新キャラ「オーガスタ」「ニアーラ」等が登場
『淋しい場所』
 原作:O・ダーレス
 訳:森広雅子
国書刊行会 1987
 翻訳小説
・高弟ダーレスの小説集
・神話に傾倒しなければ良作が多い彼らしい作品集
・後書には勿論神話への言及あり
『三人のゴーストハンター』
 
我孫子竹丸、牧野修、田中啓文
集英社
 集英社文庫
2003
 小説
・田中啓文の文中に「ヨグ=ソトホート」等の記述
『邪神たちの2・26』
 
田中文雄
学研
 学研ホラーノベルズ
 クトゥルー神話
 セレクション
1994
 小説
・昭和初期の帝都が舞台のオカルトホラー
『邪神帝国』
 
朝松健
早川書房
 ハヤカワ文庫
1999
 小説集
・ナチス・クトゥルフ作品連作
・『SFマガジン』等の連載より収録したもの
・流石は朝松、というべき良作多し
『邪神ハンター』
 
出海まこと
青心社
 (文庫)
1998
 アダルト小説
・ダゴン復活をめぐる格闘アクション
・クトゥルフ系触手エロ小説(涙)
『シャドウプリム』
 
出海まこと
角川書店
 電撃文庫
2001
 小説
・闘うメイドさんの現代オカルトホラー・アクション
・挿絵が「ビバップ」「08MS小隊」等で有名な
 川尻利浩氏
『CG HOBBY』 03号 サンエイムック 2001
 CG情報雑誌
・3D中心にCGの情報満載の雑誌
・メカ系読参企画「SeekerStriker」にて
 「2142年アーカム局地線」の記述

備考:PNが誤植だがこの回の上位機体の一つ
   「シュツルム・フリューゲル」は
ドリル魂氏の作
『焦熱の波涛
 4 豪州攻略艦隊!』

 
林譲治
学研
 歴史群像新書
 小説 ・P149「古き物達を現代に再び蘇らせること」の一節。
・P149「お前らが読んだら、気が変になるからだめだ」と怪しい洋書
 またときたま意味のわからない言葉をつぶやいていた一節
『焦熱の波涛
 8 ブリスベーン大空襲作戦!』

 
林譲治
学研
 歴史群像新書
 小説 ・P86 ドイツの潜水艦で海底都市発見の一節。
・P99、P100に「千匹の仔を孕みし森の黒山羊」の符丁。
・P104に「いあ!いあ!はすたあ!はすたあ!くふあやく ぶるぐとむ
 ぶぐとらぐるん ぶるぐとむっ!あい!あい!はすたあ!」の呪文。
・P104に怪物。
・P106に「ヒデアス星団のアルデバラン近くの暗黒星」の一節。
・P238のあとがきに同上。
『シャルロット・ホームズの冒険』
 
吉岡平
(「ザ・スニーカー」誌)  雑誌
  連載小説
・『踊る人魚』のエピソードにて
 未知の海洋生物を「ダゴン」と呼称
『終末曲面』
 
山田正紀
講談社
 講談社文庫
1979
 小説
・邦文オリジナル・クトゥルフ神話作品
 『銀の弾丸』を収録
・ダーレスと正反対のアプローチが面白い
『小説ネクロノミコン』
 
朝松健
学研
 学研ホラーノベルズ
 クトゥルー神話
 セレクション
1994
 小説
・映画『ネクロノミカン』のノベライズ版
『書物の王国』シリーズ
 1:『架空の町』
 2:『夢』
 3:『月』
国書刊行会
 翻訳小説
・テーマ別文学全集
 一巻:『サルナスをみまった災厄』:HPL
 二巻:『円環の廃墟』:ボルヘス
 四巻:『月の魔力』:HPL
『深淵を歩くもの』
 
小中千昭
徳間書店
 徳間デュエル文庫
2001.4.
 小説集
・ラヴクラフティアン脚本家・小中千昭の短編集
・オリジナルだが無論クトゥルフ系も多い
・短くテンポも良いので読みやすい
・表題作『深淵を歩くもの』『蔭州升を覆う影』他
『真・ク・リトル・リトル神話体系』
 1〜10巻、全11冊
 (6巻のみ上下2巻構成)

 
原作:HPL 他
国書刊行会 1〜3:1982
4・5・7・9:1983
8・10:1984
(6巻未入手)
 翻訳小説集
・神話研究の資料が充実したアンソロジー
 頑丈箱に入っていて質実ともに豪華
・小説を中心にエッセイ・評論など幅広い
・資料価値は非常に高い
『新編 真・ク・リトル・リトル神話体系』
 1〜7巻
予定(現在5巻まで)
 
原作:HPL 他
国書刊行会 1:2007.9.20
2:2007.11.20
3:2008.1.20
4:2008.5.20
5:2008.8.20
・上記『真ク』の再編集版
 B5サイズの図説サイズと手頃な大きさ
『神蝕地帯』
 
朝松健
角川書店
 角川文庫
2000.12.
 小説
『碧い瞳の封印』の再販文庫版
『新訂 作家・小説家人名辞典』 日外アソシエーツ 02.10.25
 人名辞典
・古今東西の小説家の人名大辞典
・HPL並びに関連作家も当然収録
・おそらく旧版もあると思われますが確認できたのはこの新訂版
『新本格魔法少女りすか』
 
西尾維新・西村キヌ
講談社ノベルズ 小説 ・季刊「ファウスト」連載の単行本化
・りすかの父親はにゃる様らしい・・・
・「妖蛆の秘密」「断罪の書」「屍食教典儀」
 「屍体咀嚼儀典」「セラエノ断章」「魔法哲学」「暗号」
 「トートの書」「魔女への鉄槌」「ドール賛歌」
 「世界の実相」「屍霊秘法」…ほとんどが写本だが
 そろってる、とのこと
『新・魔界水滸伝』
 1〜4巻

 
栗本薫
角川書店
 角川文庫
 小説 ・『魔界水滸伝』の近未来SF版
『真女神転生U
 TRPGリプレイ
 魔界の扉』

 
監修:鈴木一也
アスペクト
 ログアウト冒険文庫
1995.1.
 リプレイ小説
・同名TRPGのリプレイ集
・シナリオにダゴンを祭る教団登場
『侵略者の平和』 第二部
 
林譲治
角川書店
 ハルキ文庫
ホラー漫画 ・作中で使用される符丁がクトゥルフ神話からの引用
『スケルトン・クルーV
 ミルクマン』

 
原作:S.キング
扶桑社
 扶桑社ミステリー文庫
未確認
 翻訳小説
・クトゥルフ神話作品『おばあちゃん』収録
・同作は『トワイライトゾーン』で映像化らしいが…
『図解 クトゥルフ神話』
F FILESNo.002

 
編:森瀬僚
新紀元社 2005.12.
 図説
・遂に新紀元社からクトゥルフの特集が
・しかし内容は実に「入門」的でラヴクラフティアンにとっては
 正直物足りず。読む価値は最新事情で書かれたコラムくらいか
・スパークうたまろや朝松健など、ゲストの中には面白い名前も
『図説 異星人〜野田SFコレクション』
 
野田昌弘
河出書房新社 2002.05. ・パルプマガジン個人蔵書の紹介
・「アスタウンディング・ストーリーズ」等の表紙・挿絵を
 カラー&大判で収録
・「時間からの影」「死体蘇生者H・ウェスト」等
『図説ファンタジー百科事典』
 
編:デイヴィッド・プリンゲル
 訳:井辻朱美
東洋書林 2002.11.
 図説
・古今ファンタジーの解説書、百科事典の名に相応の厚さ
・ウィアード・テールズに関してHPLへの言及あり
『図説モンスターランド』 新紀元社 図説 ・古今東西のモンスターを陸海等に分けて解説
・ダゴンを収録
『図説モンスター
 〜映画の空想生物たち』

 
石田一
河出書房新社 2001.07.
 図説シリーズ
・日本版「ファンゴリア」編集長によるホラー映画史
『ストリンガーの沈黙』
 
林譲治
ハヤカワJコレクション 2005.11.
 小説
・SF小説、『ウロボロスの波動』に続くシリーズ
・例の如く名前だけながら「アーカム」「キングスポート」等の名称が
『スプラッターカーニバル
 〜悪夢映画流血編〜』
 新映画宝庫Vol.3
 
「新映画宝庫」編集部
大洋図書
 
2001.10.05.
 映画紹介誌
・スプラッタ映画の紹介誌
・1940〜現代日本までのスプラッタ映画を網羅!
・P97において「コズミック・ホラー」の項があり
 HPL関連の映画の情報が列挙されている
・年代別リストや映像付きの詳細な解説ページなど
 資料価値は高い
『精神寄生体』
 
原作:C.ウィルソン
ペヨトル工房 1988
 翻訳小説
・『イスの大いなる種族』を扱った長編小説
・科学者ウィルソンらしい蘊蓄に富む作品
『精神寄生体』
 
原作:C.ウィルソン
学研
 学研M文庫
2001.7.
 小説
・上記同名小説の文庫再販版
『西洋神名事典』 新紀元社  事典 ・西洋の各種神話等の神格名を収録した事典
・クトゥルフ神格のみならずエルリック・サーガも収録
『聖夜は黒いドレス
 〜スカーレット・パラソル2』

 
新庄節美
創元推理文庫 2004.06.
 小説
・美少女怪盗が「ネクロノミコン」を盗み出す
 コンクールに参加するミステリ作品
『世界悪魔ファイル・悪魔大王』     『悪魔大王』
『世界SF全集31 世界のSF古典編』 早川書房 1971
 翻訳小説
・HPL「異次元の色彩」を収録
『世界恐怖小説大全5』
 
訳:大西尹明
東京創元社 1958
 翻訳小説
・ビアス、HPLの小説を収録
・「壁の中の鼠」「インスマスの影」「ダンウィッチの怪」
 を収録
『世界こわい話
 ふしぎな話傑作集』

 4:アメリカ編
   『悪魔の落し子』
 16:アメリカ編
   『血を呼ぶ絵』

 
原作:HPL 他
 訳:岡上鈴江
金の星社
 (児童向ハードカバー)
4:1984
16:1987
 児童向小説
・小学校中学年以上向け児童文学集
・HPLの簡単な解説もされている
・何故か一切の神格名が抹消済
 またタイトルも微妙に変更されている
・4:『悪魔の落し子』(「ダンウィッチの怪」)
   『戸口の怪物』(「戸口に現れたもの」)他
・5:『血を呼ぶ絵』(「家の中の絵」)
『世界の怪獣大百科』 ケイブンシャ 1983.08.01.
 児童向資料
・下記と共に代表的な「児童向大百科」シリーズ
・『クトゥルフ』『ダゴン』『ツァトゥグア』『ハオンドル?』
 『アトラクナクア』『アブホート』収録
『世界のSF文学総解説
 総解説ダイヤルNo.7』

 
責任編集:伊藤典夫
自由国民社 1980
 解説書
・第三部「幻想・異世界」にて、「インスマウスの影」の荒筋とHPLの
 解説、創元推理文庫の傑作集の案内などが掲載
・巻頭の「世界のSF雑誌変遷」でWTに関連しHPLへ言及
・巻末の「レコード展示室」に「ダンウィッチの怪」のジャケット掲載
『「世界の神々」がよくわかる本
 〜ゼウス、アポロンからシヴァ、
  ギルガメシュまで〜』

 
監修:東ゆみこ
 著:造事業所
PHP文庫 2005.12.19
 解説書
・その名の通り世界中の神話の神格解説書
・ギリシャ・北欧・エジプトなどにマジって最終項がクトゥルー神話
・アザトース・ニャルラトホテプなど主だった存在が挿絵つきで解説
・原神話とダーレス神話の差異など初心者向け解説としては優秀
・だがショゴスの項で「彼らもまた人間だったのだ」という名文句を
 ショゴス=人間、と勘違いしているのだけはメチャ許せねぇよなぁ!?

・文庫なので安く挿絵も上質、内容も妥当なので上記の一点だけに
 注意すればクトゥルフ初心者向のパンフとして相当優秀と言える
『世界の神々の事典
 学研エソテリカ事典 5』
学研 解説書 ・架空神話編にクトゥルフ神話ページあり
・他に「ペガーナ」「エターナルチャンピオン」も
『世界の妖怪百科』
 
監修:聖咲奇
小学館
 コロタン文庫62
1981
 児童向資料
・世界の妖怪・モンスター百科
・『イグ』『クトールフ』『ダゴン』
 『ナイアルラトホテップ』収録
・凄まじい作画のにゃる様がトリを飾る(笑)
 クトゥルフ神格が怪物扱いとは…
『セレファイス』
 
伏見健二
メディアワークス
 (ハードカバー)
1999
 小説
・現代ファンタジーもの
・続編は
『ロード・トゥ・セレファイス』
『戦慄のモダンホラー読本』 KKベストセラーズ 1994
 紹介誌
・近代ホラー作品の解説書
・最後に『クトゥルー講座』がある
『総解説シリーズ
 世界のオカルト・幻想文学』

 
原作:HPL 他
自由国民社 1991
 資料本
・世界のオカルト文献を集めた解説書
・HPL「ダニッチの怪」収録

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