HPL資料館

〜小説・や/ら行〜

タイトル
 
作者
出版元 初版発刊年
 分類
解説・備考
・・・や行・・・
『夜想 5・屍体』 ペヨトル工房 1985.
 文学誌
・屍体に関する小説・コラムの特集
・HPL、ヒールドらの短い作品紹介あり
『夕なぎの街 こころのかけら』
 
著:渡辺まさき
 イラスト:山田秀樹
富士見ファンタジア文庫   ・『黄金の蜂蜜酒』等が登場
『UMAハンター馬子 完全版』
 1・2
 田中啓文
早川書房 2005
小説
・下記の完全版
・一巻にはダゴンとヒュドラの暗示、インスマスが元ネタらしき
 「恐怖の超猿人 前編」
・二巻には後編・根暗蚤本を用いてチュパカブラ(?)を召喚する
 「闇に光る目」が収録
・「ダークゾーン」では後書きで『外宇宙の怪物であるはずの
 クトゥルーやダゴンが海の怪物となっているのはそう言う設定に
 しておくのが一番恐怖を与えられるから云々』という記述が
・堅洲(カダス)と陀権(ダゴン)など小ネタ満載
『UMAハンター馬子
 闇に光る目』
学研   ・ヒダゴンを探す話においてダゴンとヒュドラの暗示が
・根暗蚤本などのパロディも多数
『ゆがんだ創世記』
 
積木鏡介
  ミステリ ・メフィスト賞受賞の怪作、現実にクト神格が実在する世界
『ユダヤの禁書
 ネクロノミコン禁呪法』

 
マーク矢崎
二見書房 未確認
 おまじない本
・ネクロノミコンの名を冠しただけ
 普通のおまじない本
「夢」
 『書物の王国』シリーズ
国書刊行会  文学集 →『書物の王国』
『夢見る力
 〜文学と想像力〜』

 
C.ウィルソン
竹内書店新社 1962(原本)
1968(翻訳版)
 文学評論
・「賢者の石」等のクトゥルフ小説郡を書く前に出た
 ウィルソンの評論集
・「ラヴクラフト論」等にてHPLへの言及あり
・必ずしもHPL作品への正当な評価とは言えないが
 秀逸な切り口は普通に一読の価値あり
『夢見る人の物語』
 
ロード・ダンセイニ
河出文庫 2004
 小説
・後書にてHPLへの影響について言及
『ユリイカ 1984年10月号』
 増刊特集:ラヴクラフト
  幻想文学の彼方に
青土社 1984.09.
 文学評論
・あのユリイカのHPL特集号!
・ラヴクラフティアンなら誰もが求める逸品ながら
 極めて入手困難…
・荒俣広や田中光二など文学的な側面からの評論が多い
『ユリイカ 1998年8月増刊号
 総特集・怪談』
青土社 1998.08.
 文学評論
・朝松健のインタビューにて、やはりHPLへの言及あり
『ユリイカ』
 特集:S・キング
青土社 1990.11.
 文学評論
・「現代ホラーの帝王」キングの特集号
・「キング架空インタビュー」においてHPLを賞賛し
 『HPLが私のために開いてくれた道』との言葉まで…
・このインタビューは架空のもののようですが
 少なくとも本人がHPLを愛好しているのは本当です
『妖怪馬鹿』 新潮
 新潮OH文庫
  ・僅かながらCthulhu神話への言及あり
『妖神グルメ』
 
菊地秀行
朝日ソノラマ
 ソノラマ文庫
1984
 小説
・イカモノ料理人内原富手男と邪神復活劇
 凄い名前の二重人格な料理人…
・大御所・菊地秀行だけあって面白いオチ
・挿絵が天野義孝
『妖神グルメ』
 
菊地秀行
朝日ソノラマ
 ソノラマ文庫NEXT
2000
 小説
・上記同名作品の復刻版
・挿絵は削除、表紙は塩谷博明
『妖戦地帯』3巻
 
菊地秀行
  小説 ・3巻後書にて「ダニッチの怪を意識しすぎた〜」という記述
『妖魔夜行
 戦慄のミレニアム』(上)

 
山本弘
角川文庫 2000.6.
 小説
・TRPG「妖魔夜行」の小説
・『深きもの』が登場、HPLにも言及あり
『吉永さん家のガーゴイル』
 
田口千年堂
ファミ通文庫 ライトノベル ・脇役に「夜倶外法人(よぐそとほと)」という名前の教師
・二巻にはネタ扱いで這い寄る混沌な名前も
・・・ら行・・・
『ラヴクラフト
 恐怖の宇宙史』

 
原作:HPL、C.ウィルソン
 訳:荒俣宏 他
角川書店
 角川ホラー文庫
1993
 翻訳小説集
・荒俣版のHPL厳選翻訳アンソロ
・HPL『アウトサイダー』他
 C.ウィルソン『ロイガーの復活』他
『ラヴクラフト・シンドローム』 アトリエOCTA 1994.4.15
 特集本
・映画『ネクロノミカン』にあわせて刊行された神話特集
・小中千昭・佐野史郎・大瀧啓裕・栗本薫・風見順など
 日本ラヴクラフト界著名陣へのインタビュー
・当時までの邦訳作品一覧など、かつて刊行された
 
『クトゥルー倶楽部』の補完済資料が充実
・資料的価値は極めて高い
『ラヴクラフト全集』
 1〜4

 
荒俣宏
青土社 1975〜78
 翻訳小説
・『錬金術』『忌まれた家』『ピックマンのモデル』など
・四巻『狂気山脈』はこれが本邦初訳
・これが上記文庫版『〜恐怖の宇宙史』の元らしい
『ラヴクラフト全集』
 1〜7

 
原作:HPL
 訳:大瀧啓裕
東京創元社
 創元推理文庫
1:1974
2:1976
3:1984
4:1985
5:1987
6:1989
7:2005.1.
 翻訳小説集
・現在国内で最も多く流通しているHPL翻訳集
・主要作品をほぼ全て網羅
・入手も容易なので是非全巻読んで頂きたい
・入門書として最適、というか最低でもこれだけは読破
 しておかないとラヴクラフト・クトゥルフは語れない

・2005年遂に完結、大瀧先生お疲れ様でした
『ラヴクラフトの遺産』
 
原作:F.P.ウィルソン 他
 訳:夏来健次 他
東京創元社
 創元推理文庫
2000
 翻訳小説集
・HPL生誕110年記念アンソロジーの翻訳
・師へ宛てて書かれたR.ブロックの書簡が泣かせる
・他にHPL風の寄贈小説を収録
・クトゥルフ色は弱く正に「ラヴクラフト」ファン向の本である
『ラプラスの魔』
 
原案:安田均
 著:山本弘
角川書店
 角川文庫
1988
 小説
・同名ゲームの小説版
『ラプラスの魔』
 
原案:安田均
 著:山本弘
角川書店
 角川スニーカー文庫
2002
 小説
・上記の再販版
・再販
『妖神グルメ』同様に挿絵が変更されている
『ルナティック・ムーン』
 
藤原祐
電撃文庫  小説 ・電撃ラノベ、全五巻
・人工衛星の名前がユゴス・カダスなど神話由来の名称
・どの巻か未確認なので暫時一件とカウント
・続編「レジンキャストミルク」も怪しい・・・
『レインボゥ・レイヤー
 虹色の遷光』

 
伏見健二
角川書店
 ハルキ文庫
2001.3.
 小説
・伏見健二のSF小説第一策
・最新鋭戦艦「揺籃」が回収した少女は…
・「銀の門」「ハスター」など有名どころから
 
「土星の猫」などマイナーなネタまで満載
『ロード・トゥ・セレファイス』
 
伏見健二
メディアワークス 1999
 小説
・現代ファンタジー
『セレファイス』の続編
『ロイガーの復活』
 
原作:C.ウィルソン
早川書房
 ハヤカワミステリ
 (文庫)
1997
 翻訳小説
・『賢者の石』に続くウィルソン短編神話集
・ガタノトゥア・ロイガーを扱う
『ロンドン・コーリング』
 
上遠野浩平
角川書店
 電撃HP・Vol.4に掲載
雑誌掲載小説 ・自分は切り裂きジャックの生まれ変わりという妄想に
 とりつかれた少年は、海底に住まう水棲生物の子を
 宿した娼婦を殺してまわっていた事を思い出す・・・

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