=カバヤの食玩紹介特設ページ=

ボークスの本気

2010.04.

『ビートルアーマー』
(Kabaya)
300円X3種(中身は外箱で判別可)

(一般発売:10年05月)

購入・レビュー時は参加イベントの都合で忙しく後回しにしていたら時期的に(現在5月19日)すでに発売中となってしまいました・・・
ゾイドガムといえば、本家の電動を排除したことで圧倒的な可動範囲を誇る名作玩具でしたが
こちらの商品も同様に「食玩にあるまじき可動」を誇る名作です。
合体成分が無いのが残念ですが、その分だけ単体での完成度を上げていると思えばよし。
分類上は「装着玩具」です。

外箱。
1234と5678が形成色換えで善悪サイドという、ブキボーグ方式。
外箱ごとに中身がわかるのもおなじみです。そしてカバヤはこういう玩具にはパッケージに頑固なまでに実物の実写を使うのですが
恐ろしいことにこのカッコイイポーズが無改造でそのまま可能という・・・

ちなみにストーリーは・・・

西暦2510年、平和を守る防衛組織インセクトガーディアンの前に彼らと同じ機体のダークインセクトが現れた!彼らの正体は!?

・・・との三行が箱背面に共通で書かれているのみです。設計図は箱裏印刷。DK以外は設定が少ないのはいつものことか。

中身+素体ロボ。素材はオールABS、やや固めか。
基本的に素体ロボが共通で、そこに外装パーツを組み合わせていく、装着あそびがメインとなっています。
ビートルモードにもなりますが、こちらは素体を折りたたんで軸にしかならないので無可動の置物状態。
まあワキワキ動かれても困りますが・・・
ランナーをみていただければ可動具合も大体解かると思います。

素体、「コアロボ」無双。
信じられるかい・・・これ・・・「300円」の「食玩」の「一部」なんだぜ・・・
片膝、ライダーキック、胡坐に正座、なんでもできます。今のところ、モナカ合わせの胴体(腕、股間)がややユルく感じがちですが
他はガッチリ保持してくれています。肩の可動はメタルウォーリアーズと同じ構造ですね。
とにかくこの状態が生半可なアクションフィギュアよりも動きまくるので、これだけでも300円の価値があるかもしれません。
右下がコアロボ状態。これに四肢をつけてビートルモードです。軸でガッチリかみ合うので安心。

単体レビュー、6:レッドヘラクレス

素体ロボを折りたたんでコア状態にして、外装をくっつけてヘラクレスオオカブト。
ロボ状態に同様にパーツをくっつけて武装形態になります。虫の足そのまんまなのはちょっと厳しい気もしますが・・・
肩装甲が多少干渉しますが、優秀な素体ロボの可動はそのまま。
頭は丸々すげかえなので、またカバヤ伝統の余剰パーツかと思いきや・・・なんと素体ロボの背中に収納スペースが!
ダッシュビークルの頃から思うと、すばらしい進化です!!

単体組み替え。余剰気味な足パーツですが、集合させればなんか強そうな異形腕に。

サイズ比較、だいたい極魂より頭一つ小さいくらい。HGUCロトと同サイズと思われます。それであの可動です。おかしいよね。すばらしい。

5:ブラックビートル

色合い的によりカブトっぽいです。ご立派な角のおかげで手持ち武器はありませんが・・・

7:ブラックスタッグ

ビートルの首がバックパックについているので、ややスタイルが悪いか・・・
残念ながらシール再現ですが、全身ミサイルコンテナでかっこいいです。頭は素体ロボのまま。

8:レッドスコーピオン

ビートルの腕がそのままコアロボを使っているため、よく動きます。ハサミは軸固定ですが・・・
尻尾も可動軸が一つだけ。

1234サイドはこれの成型色換え、素体ロボの黒・銀が逆転、鎧の黒が青に、赤が金になります。

公式合体見本、フルアーマーモード。悪者サイドカラーですが。装甲の見栄えはいいのですが、流石に肩と足の可動が悪いです。

最後にオリジナル作例、余剰なし5678合体。単体だといまいち邪魔だった虫の足が千手観音みたいでカッコイイことに。

 

お菓子は当然、いつものカバヤガ・・・

ラムネだこれーーーーーー!?

うめぇ!ラムネちょううめえ!食べ終わるころにちょうど完成するし!今後は是非このラムネで行ってください!!!

 

なにやらえらい完成度の食玩が出てしまいました。デザインなどまだまだ荒削りなところも見られますが
素体ロボの進化たるや、当HPで展示している過去のカバヤ玩具のフィードバックが随所に見受けられて何とも嬉しい感じ。
欲を言えば、装甲組み替えではなく伝統の「合体」をしてほしかったところですが・・・次回作に期待か。