HPL資料館

〜特選作品集 入門編&中級編〜

・ここでは当HPにて登録している各種情報から
特に推薦するものを抜粋しております。

・各タイトルをクリックすると当該資料の登録ページが別窓にて表示されます。

・資料価値/入手難易度は管理人の独断ですので大体の目安にしてください。

(資料価値が低い)<C・・B・・A>(資料価値が高い)
(入手が容易)<C・・
B・・A>(入手が困難)

 

〜HPL入門編〜

「ちょっとクトゥルフ神話に興味が沸いたけど、何から始めたらいいか…」という方へ。

『タイトル』 資料価値 入手難易度 概略:最低限の情報のみ表示しております
    詳細情報は各資料ページを御覧ください
〜小説・雑誌〜
『ラヴクラフト全集』
 1〜7巻

 (創元推理文庫)
AAA C:文庫販売中 ・HPL自身の小説全集で流通量も膨大
・中規模以上の本屋なら現在でも普通に購入可能
・主だった作品が全て収録されており
 最低限この6冊だけでも読破せねば話にならない
・まずは名作短編の多い3巻から読むのがオススメ
『クトゥルー神話辞典』
 (学研M文庫)
AA C:文庫で再版 ・クトゥルフ神話の事典・作者別作品リストなど
 非常に資料価値が高く必携と言っても過言ではない
・近年文庫で補完・再版されており入手も容易
『暗黒の邪神世界
 クトゥルー神話大全』

 (学研・ムー増刊)
A B:古本 ・「ムー」増刊
・正に「クトゥルー神話入門」と呼べる雑誌
・再版されていることもあり古本屋で入手可能
『クトゥルー』(文庫版)
 
1〜11巻
 (青心社文庫)
A B:古本 ・クトゥルフ神話の伝統的アンソロジー
・WT時代のものも収録されており是非読んでおきたい
・やや昔の本なので古本でも全巻入手は困難か…
 ただよく数冊バラで売っているので閲覧自体は容易
『クトゥルフ・ハンドブック』
 (ホビージャパン)
A B:古本 ・本来はTRPG「クトゥルフの呼び声」の入門書だが
 神格・魔道書辞典や1920年代の資料など
 HPL入門書としても相当に価値が高い
『クトゥルー怪異録』
 (学研M文庫)
B C:文庫で再版 ・『神話辞典』同様に近年文庫で再版された
・クトゥルフ邦文学アンソロの中でも総じて質が高く
 正当派HPL文学である点からもお勧めできる
〜漫画〜
『邪神伝説シリーズ』
 1〜5巻

 (ノーラコミックス)
A C:古本だが
  流通量多し
・色々叩かれているが各種設定を巧妙に引用しており
 「クトゥルフ神話」入門には最適の漫画であると言える
・ストーリーもデザインも相当練られていて良い感じ
・古本でよく売っているので全巻購入も容易
『妖神降臨
 真ク・リトル・リトル神話集』

 (アスキーコミックス)
A B:古本 ・WT作家のクトゥルフ小説のコミック版
・板橋しゅうほう等作家陣も豪華で内容も充実
・やや古いアンソロではあるが古本で十分入手可能
『ホラーハウスコミック37
 ラヴクラフトの幻想怪奇館』

 (大陸書房)
A B:古本
  ややレア
・HPL原作の小説を少女漫画風にコミック化
・名作「アウトサイダー」など短編中心で読みやすく
 耽美系の作画も相俟ってゴシックホラーの雰囲気満点
・これも古本で入手可能だが少々見つけにくいかも
『ヘルボーイ』
 (小学館)
B B:輸入漫画 ・現代日本で一番入手が容易なアメコミ・クトゥルフ
・執筆者ミニョーラの高いセンスもあって面白い
・輸入漫画を扱っている規模の大きい書店なら
 「X-MEN」等のアメコミと共に普通に売られている
〜映画〜
『ネクロノミカン
 禁断の異端書』

 (パイオニアLDC)
A C:流通量多し ・日米仏の3大HPL大国共同制作の映画!
・相当脚色してあるとはいえ基本的にHPL原作重視の
 編集の御陰で他のB級スプラッタ映画よりは見易い

・エグさ控えめなので猟奇が苦手な人でもOKかも
・どこのビデオレンタル屋でも普通に置いている
『インスマウスを覆う影』
 (TBS)
B B:ややレア? ・日本で最初のクトゥルフTVドラマ
・佐野史郎・小中千昭といったHPL好きスタッフの御陰で
 邦画で一番オススメできる完成度になっている
・上記よりはマイナーなので少々見つけにくいかも…

 

〜HPL中級編〜

「結構面白いじゃん…そろそろ違いがわかってきたぞ!」という方へ。
いきなりこれらを読んでも本当の意味では楽しめない気がするのでご注意。

『タイトル』 資料価値 入手難易度 概略:最低限の情報のみ表示しております
    詳細情報は各資料ページを御覧ください
〜小説・雑誌〜
『アーカム計画』
 (創元推理文庫)
AA C:文庫
 近年再販済
・HPLの高弟ロバート・ブロックが師に捧げた名作
・近年再販もされており入手は極めて容易
・全てのHPL小説が事実であるというプロットの3部作!
 「HPL全集」読破後のファンは必読であると言える
『H.P.ラヴクラフト アーカム』
 (新紀元社)
AAA B:ムック本
 発売は近年だが
 あまり見かけない
・元はTRPG用サプリメントだったものを再編集
・時代考証用資料としてはこの上ない最適の一冊
・大型書店やTRPG店ならまだ置いてるかも
『クトゥルフ神話図説』
 (ホビージャパン)
AA A:販売場所が
 非常に限定的
・本場・米国のTRPGクトゥルフ用のモンスター資料本だが
 詳細なデータが揃っており史料価値は非常に高い
・海外のクトゥルフ的センスが見られるので必読かも
・輸入本ゆえTRPG専門店でなければまず入手不可能
『アルハザードの遺産&逆襲』
 (青心社文庫)
A B:古本なら… ・『アル・アジフ』の筆者アルハザードの生涯を描く2部作
・日本人作家のクトゥルフ小説の中でも一際異彩を放つ
 パルプ・ホラー風味の秀作
・青心社作品の常で流通量が少なめか…
『黒の碑』
 (創玄推理文庫)
B B:古本 ・HPLの親友「トゥーガン・ボブ」ことR.E.ハワードの作品から
 クトゥルフ神話系のものを選んで収録したもの
・同時代を生きたもう一人の「ハワード」をぜひどうぞ
『邪神帝国』
 (ハヤカワ文庫)
B B:古本 ・さすがは朝松というべきナチス・クトゥルフ作品群
・これも邦文作品の中でとりわけお勧めできる逸品
『クトゥルー・オペラ』
全4巻
 (ソノラマ文庫)
C C:古本なら確実 ・ある意味「ジャパニーズ・クトゥルー」の真骨頂(笑)
・時代を感じさせるサイキック・ホラー・アクション
・HPL原作と比較ができるとより深く楽しめます
・古本なら全部まとめて手に入るはず
〜漫画〜
『召還の蛮名』
 (RPGマガジン巻末漫画)
A B:古本 ・流石はTRPGの老舗だけあって漫画も上質!
・「黒い司書」が実にステキな感じ
・巻末でHPL特集が組まれている作品もあり要チェック
『アリシア・Y』(18禁)
 (西茜社)
B A:古本すら… ・アダルト漫画だがそんなにエロい訳でもない…
 普通のオカルトアクションとして十分面白い秀作
・かなり流通が少ないらしく見つかりにくかったです
『デス シャドウ』
『デス・マスク』
 (ヤングテイオーシリーズ)
C C:古本&再販 ・矢野健太郎と並ぶクトゥルフ漫画家・MEIMUの作品
・作画と相まって実に雰囲気が良い
・後者は最近特集版で再販され入手も容易
・オリジナル作品ゆえHPL原作との関連はかなり薄いが
 クトゥルフ神話作品のオマージュが多くお勧め
〜映画〜
『エコエコアザラクV』
 (ギャガ)
B C:流通量多し ・スプラッタ色が濃いのでご注意
・「レッドフックの怪」などのオマージュが随所に見受けられ
 B級クトゥルフ神話作品の白眉とも言うべき名作
・有名作品のシリーズなので普通にレンタルできます
『ハードボイルド・ラブクラフト』
 (HBO)
B A:珍品? ・元々は向こうのケーブルTV用ドラマだったらしい
・兎も角妙な設定とシリアスなストーリーは別な意味で必見
・あまりにシェアが無いのか非常に流通量が少ないかも

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